Isilonの優れた点とは

社内用サーバーや大容量ストレージが必要となったときは、今後のことを考えて拡張性の高い製品を選びたいものです。そうした時におすすめの製品が、Isilonと言えます。Isilonの最大のメリットは、その拡張性の広さです。加えて綿密な作業を必要とするわけでもありません。

Isilonの容量をアップしたいときは、ノードという筐体を増設すれば良いだけなのです。このノードには、あらかじめHDDやCPU、メモリなどが搭載されています。増設されれば追加分のストレージ分が容量に追加されることはもちろんですが、Isilonそのものの性能も向上するのです。CPUやメモリも同時にセットされることで、計算処理能力が向上し技術力がアップします。

ごく初期の段階は、予算を抑えるために容量は出来るだけ少なくしたいという場合でも、Isilonは対応することが可能です。ノードは最小で3枚からセット可能のため、最小の枚数だけでも十分なストレージを提供します。ノードにはHDDが12~36台搭載されているので、容量には余裕があるのです。これだけのデータを格納するとなると、システム障害などによるデータの消失などが心配されますが、そこにも対応策がすでに用意されています。

たとえば、ファイルを保存したとしてもノードの一部分に格納されるのではなく、システムとして収納されるのでファイルを分散した状態と同じく保存出来るのです。NASコントローラーが内蔵されているというメリットもあり、データ復旧もシステム内で行うことが出来ます。