デジタルデータは年々増大し、各データを保存する場合に大きな容量を必要とする場合があります。大容量ストレージが必要になった企業におすすめのスケールアウトNASが、Isilonです。Isilonの強みは、その拡張性の強さにあります。Isilonはノードと呼ばれる筐体を増設するだけで、大幅な容量を確保することが可能です。
ノードにはHDDが搭載されており、その数は1体のノードに12~36台とされています。これだけの容量が確保出来れば、大きなデータを格納する際に問題になるようなことはありません。加えて、ノードにはHDD以外にもCPUやメモリが搭載されています。ノードを増やすごとに、本体自身の性能を向上させることに繋がるのです。
Isilonの計算と処理能力の早さは、障害が発生したときに発揮されます。Isilonは最大4つのノードが同時に障害を発生させても稼働することが出来るスケールアウトNASです。ファイルの格納も、一か所ではなくノード全体にプログラムとして書き加えられます。そのため一部のノードに障害が発生したとしても、ファイルを復旧させることが出来るのです。
同時にHDDトラブルにも強く、オリジナルのバーチャルホットスペア技術が適用されます。これにより素早いデータ復旧が可能となるので、大容量ストレージを社内で抱えていても安心して業務を進めることが出来るのです。もちろんファイルは最大8倍までミラーリングすることが出来るので、紛失の恐れが非常に少ないと言えます。