SWGはweb上で行われるネットワークの監視機能の一つです。主な役割はフィルタリングで、企業が定めた運用ルールに合わないアクセスを排除します。たとえば業務上不要と思われるギャンブルに関するサイトを開けないようにするような働きです。他にも明らかにおかしいサイトへのアクセスをさせないようなフィルタも設定できます。
確実性を高めるためには、ホワイトリストと呼ばれる安全性が確認できたサイトのみを接続対象とする設定がおすすめです。この場合、接続できないサイトが多くなるので、業務に支障が出るかもしれません。機密性の高い情報を扱う端末にのみ適用するなど柔軟な対応が望まれます。SWGにはサンドボックスと呼ばれる機能もあります。
マルウェアの疑いがあるファイルを開けるときにネットワークから遮断された安全な場所です。万が一マルウェアだったとしても、他に被害が及ぶことがないので安心です。またアプリケーションの制御も基本機能の一つです。運用ルールに合わないアプリケーションは使わせない働きがあり、例えばマクロ機能がある表計算ファイルを開かせないなどの役割があります。
その他アンチウィルスもSWGの中に含まれています。これらをすべて活用して、端末の安全性を確保します。ユーザーにとっては制限がかかるため、厄介なシステムと言えますが、情報を漏洩させないためには欠かせないシステムと言えます。運用ルールを明確にして、理解を得ることも重要です。